シカの前足&5/15服部文祥さんトークショー

先日(といっても3月ですが…)、
サバイバル登山入門』の著者、服部文祥さんから、
シカの前足をいただきました。
骨とスジから肉を切り出して、焼肉、シチューにして食べました。
服部さんの解体が上手だからか、とてもおいしかったですよ。

さて、5/15(金)の夜は、東京神保町の書泉グランデにて、
その服部さんのトークショーが行なわれます。

服部さんの著作を買うことが入場券がわりになるので、
ここで『サバイバル登山入門』以外の服部さんの著作を紹介します。

1、『サバイバル登山家』(みすず書房)
カバーの写真が衝撃を与えた記念すべきデビュー作。
サバイバル登山の原点ともいうべき知床縦断の山行記を読むことができます。
永遠のマスターピースですね。

2、『サバイバル! ――人はズルなしで生きられるのか』(ちくま新書)
日本海から上高地まで歩くサバイバル登山紀行がハイライト。
K2登頂のときの話も少し読めます。

3、『狩猟サバイバル』(みすず書房)
鉄砲の免許をとり、狩猟を始めたことによってサバイバル登山が進化。
冬季南アルプスで、テントなしで狩りをしながら間ノ岳に登頂、
というスリリングな話が読めます。

4、『百年前の山を旅する』(東京新聞、のちに新潮文庫
これは食料現地調達の登山ではなく、昔の登山家や山人の足跡を追った山行記。
田部重治の笛吹川遡行やウェストンの穂高岳登頂をトレースしているほか、
鯖街道を一昼夜で歩いたり、江戸時代の黒部奥山廻りのルートを検証しています。

そのほか編著が2冊。
5、『狩猟文学マスターピース』(みすず書房)
ステルン、稲見一良、フリチョフ・ナンセン、アルセーニエフ、辻まことなど、
東西の狩猟にまつわる文学を集めたアンソロジー。
個人的には、坂本直行の「又吉物語」が印象に残りました。

6、『富士の山旅』(河出文庫)
昔の富士登山の文章を集めたアンソロジー。
河東碧梧桐、飯田蛇笏、大町桂月、若山牧水などが入っているのがシブいですね。

『サバイバル登山入門』を買ってしまった人はこれらの本を購入してみてください。

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