赤瀬川原平さんの展覧会に行ってきました!

町田市民文学館で開催中の、
「尾辻克彦×赤瀬川原平?文学と美術の多面体?」に行ってきました。

デコ刊『健康半分』の著者でもある赤瀬川原平さんの、
いままでの歩みがさまざまな作品とともに展示されています。

なんと、赤瀬川さんのへその緒までありました!!!

『健康半分』の編集しているときに、何度も通った赤瀬川さんのご自宅(ニラハウス!)の写真も数枚あり、なつかしい気持ちでいっぱいになりました[:ポッ:]
打ち合わせでは入ることができなかった書斎なども写真で公開されていて、
「ここであの原稿が書かれたんだぁ」と一人でしみじみ感動。。


愛用の品々も展示されていて、見るほどに味わい深いものばかり。
スケジュール帳には、「偶然日記」という日記が書かれていて、
その日におきたハプニングが書き留められていました。

身の回りのちょっとした出来事や疑問から、
テーマが生まれてくる赤瀬川さんの、
日々のヒントの集めかたが少し見えて気がしました。

そしてあの幻の!千円札の作品(65年通貨及証券模造取締法違反に問われ、「千円札裁判」が行われた)もありました![:見る:]


赤瀬川さんの著作物もずらりと並べられていました。
黄色とオレンジ色の本が、『健康半分』です!

小説からエッセイ、写真集、絵画などなど、
赤瀬川さんから生まれた作品がずらり!!!
とっても楽しい展覧会です。
ぜひぜひ行ってみてください!

会期:10月18日(土曜日)から12月21日(日曜日)
休館日:月曜日(11月3日、11月24日は開館)、第2木曜日
会場:町田市民文学館2階展示室
観覧時間:午前10時から午後5時、金曜日は午後8時まで開館
観覧料:一般400円、大学生・65歳以上200円、ただし、10月18日(土曜日)、10月26日(日曜日)、11月3日(月曜日)、12月21日(日曜日)は無料
協力:株式会社資生堂、千葉市美術館、茅野市美術館、藤森研究室

●赤瀬川原平
1937年神奈川県横浜市生まれ。幼少期から絵が好きで、中学時代から油絵を描く。美術科のある高校を経て、武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)油絵科に学ぶ(のち、中退)58年から読売アンデパンダン展に出展。「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に廃品を活用した大型のオブジェを出品し、63年から「ハイレッド・センター」を結成し前衛芸術家として活動する一方、梱包作品を制作する。制作の過程で千円札を印刷したことにより、65年通貨及証券模造取締法違反に問われた(千円札裁判)。79年小説『肌ざわり』で中央公論新人賞、81年には『父が消えた』で第84回芥川賞を受賞した。1984年以来、約30年にわたり町田を拠点に創作活動を続けている。

さいとう

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